福岡 大刀洗 T様バルコニー外壁の雨漏り施工不良により住宅瑕疵担保責任保険を利用しての雨漏り修理

雨漏り調査・雨漏り修理レポート

1.2020年12月22日

雨漏り診断

大刀洗町にある築9年のお宅で雨漏りしていると言うことで調査に伺いました。まだ9年と言うこともありきれいなお家です。

2.2020年12月22日

雨漏り診断

2部屋で雨漏りが起きているとの事。

3.2020年12月22日

雨漏り診断

和室の天井と

4.2020年12月22日

雨漏り診断

リビングの天井で雨漏り。

5.2020年12月22日

雨漏り診断

雨染みをそれぞれ確認しました。いずれも正面から見える2階バルコニーの真下に出ていました。

6.2020年12月22日

雨漏り診断

二階のバルコニーです。この真下には雨漏りが発生した和室があります。外壁目地に劣化があり雨水の侵入を疑いました。

7.2020年12月22日

雨漏り診断

目地の劣化箇所の上から補修した後があります。

8.2020年12月22日

雨漏り診断

サッシ周りも同様に補修後があります。目地の幅は1cm以上開ける事で動きに追従するのですが5ミリ程度しかない為、追従しきれず劣化を早めてしまいます。

9.2020年12月22日

雨漏り診断

散水試験を行います。まずはサイディング目地を10分間散水します。

10.2020年12月22日

雨漏り診断

和室の雨漏りの再現がされました。

11.2020年12月22日

雨漏り診断

リビングの真上のサッシにも散水試験を行いました。

12.2020年12月22日

雨漏り診断

リビングにて雨漏りが再現されたことを確認しました。サイディング目地やサッシ周りから侵入していると考えられます。

13.2021年3月23日

雨漏り診断

雨水が排出されない原因を見る為、サイディングの下列を撤去させていただきました。内部を見ると驚くべきことに透湿シートが途中で切れていました。

14.20221年3月23日

雨漏り診断

水を受けるような構造で木材を組んであり、防水も範囲が低くこれでは侵入した雨水は建物内に潜り込むしかない構造と言えます。

15.20221年3月23日

雨漏り診断

築9年と言うことと構造上の欠陥が原因と言うことから、お客様との協議の結果『住宅瑕疵担保責任保険』を利用して雨漏り修理を行う事になりました。

16.20221年3月23日

防水工事の為の準備

防水範囲を拡大する為に胴縁を解体し、透湿シートをめくり上げ、防水がかけやすいよう直角になっている部分にコーキングをして角度をつけました。

17.2021年3月25日

防水工事

立ち上がりにFRP防水をかけていきます。

18.2021年3月25日

防水工事

トップコートをかけて仕上げていきます。

19.2021年3月25日

防水工事

防水工事完了。これで万が一壁内部へ雨水が侵入したとしても外へ排出されるようになりました。

20.2021年3月29日

サイディング張り替え工事

二階部分のサイディングを張り替えるために既存サイディングを解体します。

21.2021年3月30日

サイディング張り替え工事

サイディング目地があった位置に雨染みがありました。雨染みからかなりの量の雨水が侵入していたことが考えられます。

22.2021年3月30日

サイディング張り替え工事

水切り板金が透湿シートの上に取り付けてあります。透湿シートの貼り方を見るに、雨仕舞いの理解が乏しい業者が施工したように見えます。

23.2021年3月31日

サイディング張り替え工事

新しく透湿シートを貼ります。シートの貼り方一つで雨漏りリスクが上がるので、重要な工程といえます。

24.2021年3月31日

サイディング張り替え工事

水切り板金の立ち上がりの上にシートが重なるように貼ります。これでシートに乗った雨水は板金に乗って外へ排出されるようになりました。

25.2021年4月1日

サイディング張り替え工事

新しいサイディングを貼ります。

26.2021年4月2日

サイディング張り替え工事

サイディングの目地やサッシとの取り合いを10mm以上隙間を開けます。お家が振動したり動いたりした時でも追従し劣化にくいようになります。

27.2021年4月2日

サイディング張り替え工事

サッシ上隙間を開け両端にコーキングを打ち排水されやすく処置しました。

28.2021年4月2日

サイディング張り替え工事

今回のお家は知り合いの大工さんを信頼してお願いしていたとの事です。このようなケースは新築・リフォーム問わず多く見受けられます。

29.2021年4月2日

サイディング張り替え工事

瑕疵担保責任の観点から、新築してから10年以内での雨漏り原因の特定が重要です。気になる方がいらっしゃいましたらお問い合わせください。