2022年2月23日
熊本県の離島、湯島にお住まいのお客様からの調査依頼です。フェリーの運行も無く、上陸する為には一日3本しかない運行船に乗るしかありません。
2022年2月23日
そのため、ウチ以外の業者からは全て断られてしまっていた様です。離島に船で渡るという経験が無かったので、正直ワクワクしていました(笑)
2022年2月23日
上陸する前に船から見える島の景色は、とてもノスタルジックで街並みで、見惚れてしまい仕事である事を忘れてしまいそうです。
2022年2月23日
船から調査道具をおろしていると、『こんな所までわざわざ来てくれて本当にありがとう』と、お客様から声をかけて下さいました。わざわざ船付き場まで出迎えに来て、私たちを歓迎してくれた事にとても嬉しく思いました。
2022年2月23日
船から荷物を降ろし終え、島から見る水平線はとても広く、離島でしか味わえない景色が広がっていました。ここにいるだけで心が洗われる。そんな気持ちにさせてくれる様でした。
2022年2月23日
湯島は、約290人の島民と猫のゆったりとした島暮らしの様子が人気を呼び、近年は「猫の島」の愛称でも知られているそうです。他にも、恋する灯台にも選ばれた湯島灯台や、ハートの木など恋人たちの聖地としても人気だそうです。
2022年2月23日
船着場の横の平坦な道を10分ほど歩いて、それから山の急斜面を5分ほど頑張って登った所に、お客様のお宅があります。7mまで伸びる長い梯子を抱えて歩いていたので、息切れしてましたが、道のりの景色が素敵だったので不思議と全然疲れてませんでした(笑)
2022年2月23日
趣のあるとても雰囲気の良いお家です。 お客様の家から見下ろす形で、すぐそばに海が見えます。二階の和室はなんとオーシャンビューです。羨まし過ぎます!!
2022年2月23日
いつまでも景色に見惚れている場合ではないですね笑 さっそく雨漏り調査を開始します。各部屋事に雨漏り被害がある箇所を確認。一階、二階ともに雨漏り被害箇所がありました。
2022年3月23日
屋根に登りチェックします。瓦をめくってみると、瓦がかなり痛んでいました。離島や海沿いの場合、塩害被害もあるので瓦自体の耐久年数は一般的な地域よりも少ないといえます。
2022年3月23日
瓦の腐食で釘が外れ動きやすくなり、全体的に瓦のズレがありました。隙間から雨が侵入したり、瓦が飛んでいくリスクがあります。
2022年3月23日
瓦をめくり内部を確認。防水シートに雨染みがありました。
2022年3月23日
漆喰が剥がれて中の土が見えています。見た目はもちろんですが、放置していい状態ではないですね。
2022年3月23日
二階屋根の雨水を排水するためのはい樋がないので、全てここへ流れ出てしまいます。雨漏りの危険性が高まります。
2022年3月23日
壁際の瓦の状態も悪く雨漏りリスクが高いです。
2022年3月23日
雨漏り箇所を中心に使える瓦を選別して桟瓦のみ葺き替え工事を行います。
2022年3月24日
瓦などの材料を運搬船に積み込み再び湯島へ向かいます。
2022年3月24日
運搬船から陸へ手作業で降ろします。運搬船の方々、積み下ろしを手伝っていただきありがとうございました。
2022年3月24日
地元ボランティアの方に軽トラックを貸していただきました。島民の方々の温かさに感謝しております。
2022年3月24日
軽トラックで海沿いを運送中、当たり前のように広がるエメラルドグリーンの海に感動しながら現場の建物へ向かいました。
2022年3月24日
軽トラックで行けるところまで運送。ここからは道が階段になっているので手運びします。
2022年3月24日
瓦を抱え、ひたすら階段をおります。私はすぐにへばりました笑
2022年3月24日
カメラを向けるとポーズをとる余裕ある中村社長。涼しい顔で次々と運んでいました笑
2022年3月24日
下川さんは多くの瓦をパワフルに運び、へばった私の分までカバーしてくれました。
2022年3月24日
この日は、ちょっとした補修や調整を行い予約している民宿へ向かいました。
2022年3月24日
島内にある有明荘様にチェックインしました。のんびりできるいい旅館でした。
2022年3月24日
民宿へ荷物を置いて島内を散策しに向かいます。
2022年3月24日
湯島は島民の人口より猫の方が多い事で有名な様で、実は事前に猫用のご飯を用意していました笑
2022年3月24日
猫が集まってきました。島内の猫は人馴れしているのか、「ご飯をくれ」と言わんばかりの勢いでした。
2022年3月24日
猫の可愛さに癒され搬入の疲れが一気に吹っ飛びました。
2022年3月24日
なりふり構わず猫と戯れる中村社長。お猫様を堪能し民宿で一泊し一旦帰路につきました。
2022年3月27日
瓦工事を行うため、再び湯島へ。瓦工事を行います。
2022年3月27日
瓦を一時撤去します。再利用ができない瓦は廃棄します。
2022年3月27日
瓦、桟木を撤去しました。
2022年3月27日
予定よりも200枚以上の瓦を追加する必要がありました(苦笑)ひとまず、瓦が足りる範囲だけ葺き替えます。
2022年3月27日
防水シートを張ります。
2022年3月27日
新しく桟木を打ちます。
2022年3月27日
瓦を屋根に上げました。
2022年3月27日
瓦を葺きます。
2022年3月27日
葺き直し完了。瓦がまたズレないように瓦どめも行いました。
2022年4月3日
足りなかった分の瓦を再び運び入れます。
2022年4月3日
写真では分かりにくいですが、この持ち方で運べる人はそうはいないでしょう
2022年4月3日
瓦が足りずできなかった分の葺き替え工事を行います。
2022年4月3日
瓦の葺き替え、雨樋修理やその他の補修を済ませ工事完了しました。
2022年4月3日
かなりの量の廃材が出ました。運搬船で島から運び出します。
2022年4月3日
船に廃材を積み込み湯島を後にします。
2022年4月3日
S様 この度は、お仕事頂きありがとうございました。 また、島でいろいろと貴重な体験をさせて頂きました事も併せてお礼申し上げます。 また、地元ボランティアの方、瓦資材の運搬にご協力いただきました方々にも深くお礼申し上げます。 湯島での瓦工事の経験を活かして、今後も離島にお住まいの方の力になれるよう精進して参ります。 私たちは1人でも多く、雨漏りでお困りの方を 救いたいと思っています。 そこに距離は関係ありません。 ですので、遠方の方、離島にお住まいの方でも お気軽にご相談頂ければ幸いです。 私たちからお断りすることは決してございませんので すぐにお伺いすることが出来ない時もございますが、必ず時間を作って、出来るだけ早めにお客様の元にお伺いさせて頂こうと思っております。